-妻が妊娠- 浮気するぞと脅す旦那
ついに大好きな旦那さんの赤ちゃんを授かった!お腹の中に宿っているこの小さな命を大切に育て、元気に産んであげようと毎日頑張っている。
ところが、そんな人の気を知ってか知らずか旦那は毎晩のようにさせろと迫ってくる。させてくれないなら浮気をするぞと脅してくる始末。
妊娠中のセックスは、よほど激しくしなければ問題ないことは知っている。けれども、すれば子宮がひどく張ってしまうのが怖くて、どうしても拒んでしまう。
脅しだけならいいのだけど、あの勢いだと本当にやりそうだからとても憂鬱になる。
そんな悩みを抱えている妊婦さんは少なからずいらっしゃるようです。
実は旦那さんが浮気しやすい時期というのがあって、それは「妊娠中」「育児中」「単身赴任中」の3つだそうですが、今回はその中の「奥さんの妊娠中に浮気した旦那さん」について取り上げてみたいと思います。
「妊婦の妻を捨てた夫は浮気相手と再婚するも妊娠」という記事でも触れたのですが、奥さんの妊娠中に浮気する旦那さんというのは、性格的に身勝手な人というか、精神的に幼い男性ほど走ってしまう傾向が強いようです。
ではいったい、旦那さんに妊娠中の浮気をやめさせるにはどうすればいいのでしょうか。
妻が妊娠した旦那さんの心境は・・・
女性は、妊娠するとホルモンバランスの変化などによって体調が崩れることが多いし、出産や育児に対する不安などもあって精神的にも辛いものだと思います。
その反面、さまざまな苦労を乗り越えるほどお腹の赤ちゃんに対する愛情も育っていくわけです。
ところがある種の男性にとって、そんな奥さんの妊娠という現実が、自らの存在価値を揺るがされるような大問題に感じられるのだそうです。その原因を作った責任者のひとりであるにも関わらずです。
その「ある種の男性」というのは、大人になりきれていない精神的に未熟な男性のことなのですが、このタイプの男性は、せっかく手に入れたはずの自分の女を赤ちゃんに奪われてしまうと感じるそうです。
それは一種の「焼きもち」のようなものですが、セックスの強要は、ある種のマーキング的な本能から生じるのかもしれません。
一般的に、妊娠中に夫が浮気するのは奥さんとのセックスの回数が減るからだと思われているようですが、実は多分にこのような心理的な要因が影響しているのですね。
浮気するぞと脅す理由は
自分のカラダの中に小さな命が宿ったことを実感できる女性とは違い、男性というのは赤ちゃんが生まれて自分の目で「わが子」の存在を確かめるまで実感することができません。
とはいえ、普通の大人であれば、実感がないまでも自分の不満を抑えつつ、妊娠している奥さんをいたわり、よい父親になろうと前向きに努力するものです。
ところが精神的に未熟な男性は、奥さんの行動や関心事、生活パターンなど全てがお腹の赤ちゃんを中心に回っていることに対し失望を感じます。
そこで、「もっと構ってもらいたい」「じゃれたい(セックスを含め)」という自分のわがままを通すために、「浮気」という奥さんが最も嫌がる行為を引き合いに出して脅迫するわけです。
本当に浮気をしてしまう夫の心は
そこで夫婦が真剣に、妊娠とはどういうことなのか、妊娠中の母体とはどういうものなのか、妻の育児に対する考え方、夫に協力してほしいこと、夫婦一体としての育児などについて話し合いが出来ればいいのですが、現実はそれぞれの立場で一方的に悩んでしまいすれ違いになってしまうことが多いものです。
その結果として、浮気してしまう夫が出てくるわけです。
この時、夫の頭の中には、「妻は俺の子どもを大切に育ててくれている・・・」という思考がスッポリ抜け落ちてしまっています。それどころか、妊娠して身動きがとれなくなった妻は家にいることが多くなるので、他の男性から言い寄られたり浮気する危険性は少なくなる…と考えることが多いようです。
さらに、妊娠していない妻は妊婦よりも行動が自由になるので、もし夫が浮気などしようものなら妻は離れて行ってしまう可能性が高いと感じるのですが、妊婦であれば経済的、精神的にも男性の協力が必要なので、もし自分の浮気がバレたとしても夫を捨てることはないだろう…という慢心も働きます。
このように、奥さんの妊娠という時期は、旦那さんにとって浮気に対するリスクがとても低く感じられるわけです。
奥さんの妊娠中に旦那の浮気を防止(解消)する方法
奥さんの側には山ほどの言い分があるのは承知のうえで、まずは男性の生理や心理を理解してあげないと問題は解決しないと思います。
特に精神的に未熟な旦那さんに対しては必須です。(「妻は俺のために苦労して赤ちゃんを育ててくれているんだ。絶対に浮気なんかしないぞ!」と思ってくれる男ならいいんですけどね)
1. 男性の生理に対し見て見ぬフリをしない
妊娠が辛いのは女性だけではなく、男性には男性ならではの辛さがあります。妊娠中はセックスができないということはありませんので、体調がいい日を見計らって旦那さんの射精を手伝ってあげましょう。膣への挿入によってもし子宮が張るようであれば、オーラルや手で処理してあげるといいでしょう。男性のセックスは射精が全てではなく、肌と肌との触れあいや愛撫による女性の反応を見て喜ぶものなので、いちゃいちゃしながらお腹の膨らみを一緒に撫でたりして、赤ちゃんに対する父性を育ててあげることも大切だと思います。
2. 「妊娠」を二人の問題化する
当たり前のことですが、奥さんが妊娠したのは二人の共同作業の結果です。ところが、奥さんの妊娠中に浮気する男性は、頭からその事実がスッポリと抜け落ちてしまっていることが多いのです。体調が悪くて奥さんがセックスを拒否すれば、「役に立たない女だ」などという、とんでもなく勘違いな考えが頭に浮かんでしまう男も少なくありません。奥さんにしてみたら、とんでもなく情けない男です。こういう旦那さんは再教育が必要ですね。下記のような本を旦那さんにプレゼントして、妊娠・出産・育児とは夫婦二人の共同作業なのだということを理解してもらう必要があると思います。
嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書)
3. 魅力的な女性を演出する
妊娠中の女性は、生まれてくるであろう子ども中心になってしまうのは仕方のないことです。ですが、それが夫の浮気を誘発するひとつの原因になっているのだとすれば、そこは可能な限り改善しなくてはなりません。そのためには、上手に「旦那の女」を演じることです。例えば、家庭内での服装やお化粧、髪のお手入れなどの目に見えるものを魅力的に演出してみたり、赤ちゃんの話題を抜きにした二人だけの会話を楽しむなど、旦那さんに掛ける時間を増やしてあげるといいかもしれません。
まとめ
妊娠中は体調が悪いことが多いし、感情の変動も激しくなるのは仕方ありません。
ただ、妊娠中の妻を持つ夫たちの感想を調べてみると、
- 冷たい態度や話し方をされる
- 機嫌が悪いと八つ当たりされる
- なんとなく家での居心地が悪い
- スキンシップを拒絶される
こんな意見が多いようです。
これでは旦那さんが家に寄り付かなくなり、外の女性に関心が移っても仕方ありませんね。
これを解消するには、とにかく家庭での旦那さんの居心地を良くしてあげるしか方法はありません。あなたの旦那さんが喜んで家に帰って来たくなるためにはどうすればいいか…それぞれの夫婦関係によって事情は異なると思いますので、ご自身なりに考えてみてください。