-再構築の苦しさ体験【1】- 本当に別れたの?
今回はわたしが再構築してみた際の心の苦しみについて触れてみたいと思います。一度では書き切れないと思うので、2~3の記事に分けますのでご了承くださいね。
それと、結果的には離婚してしまっているので正確には「元旦那」なのですが、なんだか元旦
みたいなので(笑)、便宜上「旦那」と書きます。
離婚か再構築かの答えはすぐには出せなかった
わたしの場合、旦那の浮気を疑い始めた頃は「離婚」とか「やり直し」などという発想は頭の中に全く浮かんで来ませんでした。
とにかく、「浮気なんてもうやめてー!」としか思えなかったのです。
ところが状況証拠がポツポツと集まってきて、浮気の相手が元カノだと判明して、そして興信所を決めて今後について相談したところ、「決定的な証拠が出てきたら奥さんは離婚したいですか?」と質問されたんですよね。
その時やっと気が付いたわけです。
「ああ、これってそういう問題なのよね」
その前に浮気本を買って予備知識は付いていたんですよ。でも、何となく実感が湧かないというか他人事みたいな感じでした。
でも、人と直接話してみて、やっとわたしの身に起こった現実の問題なんだなぁって分かったという感覚です。
ただ、その時点では自分の中で答えを出すことは出来ませんでした。
そのときはまだ旦那を愛していたし、確かに元カノの存在はあったとしても、旦那のわたしに対する愛情は失われていないという自信があったのだと思います。
だから、どうして浮気なんてしたのか旦那の口から直接聞いて、心から悔い改めてもらえればまた元どおりの関係に戻れるんじゃないかと思っていました。
車中の音声とラブホ映像
興信所との打ち合わせの中で、調査費用をなるべく抑えるためにデートの予定日を探り出すことになりました。
旦那のスマホのパスワードはすでに割り出してあったのですが、家の中では肌身離さず持っているのでメールを盗み見るチャンスはなかなかありません。
それでも何回か見たメールから、仕事中に元カノと子供をたまに車に乗せていることが分かっていましたので、興信所のアドバイスに従って旦那の車にICレコーダーを仕掛けてみました。
それからほぼ3週間、ずっと空振りだったのですが、最後にやっと録音に成功したのが車内での行為シーンです。
途中、幼児の声も入っていたのですが、おそらく寝てしまったのでしょう。そのスキを見て二人でイチャイチャし始めたようです。真昼間、いったいどこに車を止めているの?って感じですよ。
仕事中だっていうのにまったく何をやってるんだか・・・
そしてピチャピチャとかパンパンという音、元カノの苦しそうなあえぎ声を聞いて思わず吐いてしまいました。もう二度と聞くことはありませんが、今でもまだ記憶の中に鮮明に残っています。
実はこの時の録音の中に元カノの旦那様の出張の話が出ていたんですよね。再来週、大阪へ3日ほど出張の予定があるので飲みにでも行きたいなぁという内容でした。詳しい日にちはまたあとでね…ということだったので、その日を特定するのにどうしようかと考えました。
こういう時ってやっぱり興信所が決まってるといいですよ。予め興信所のアタリを付けておくのは本当にオススメです。何しろ事あるごとに相談できるんですよ。「こうなったんですけど、次はどうしたらいいですか?」って。
どうせ費用なんて後払いなので、浮気相手からふんだくった慰謝料で払えるわけですから遠慮なんて要りません。
で、興信所からのアドバイスは、来週の週末にわたしの仕事がこれから1週間ほど忙しくなりそうなので、その間は夕飯を作る時間がかなり遅くなるかもしれないという話を旦那に振れという内容です。
そしてその間、毎朝、お互いの今日の帰宅予想時間を話し合えば、必然的に旦那のその日の予定が分かるだろうという読みですね。
するとドンピシャ!、伝えた途端に来週の金曜は「飲み会」が入っているので自分も遅くなるから夕飯は要らないと言うのです。
で、さっそく興信所に翌週の金曜、帰社時間から旦那の尾行をお願いしました。旦那は会社借り上げでマイカーを仕事に使っていたのですが、飲み会の日は必ず自宅に車を置きに一度帰ってくるので、尾行はそこからのスタートです。
結果はバッチリでした。元カノと二人で食事をしたあと真っ直ぐラブホへGo! 3時間後、旦那が元カノの腰に手を回してホテルから出て来るシーンも鮮明に撮影されていました。
旦那と再構築が始まってからすったもんだあって、わたしは診療内科を受診したわけですが、PTSDほど酷くないにしても、車内でのイチャイチャ音声とラブホへの出入りシーンがフラッシュバックしてわたしを苦しめる原因となりました。
元カノとは本当に切れたのか
「浮気をする人は「バレなきゃいい」…という価値観を持っている」という記事の最後の部分にも書いたとおり、旦那があまりにも泣き喚いて離婚したくないと縋りついてくるものですから、わたしの離婚するという決心が鈍ってしまい、結局やり直してみることになりました。
ただ、それからも辛い日々が続きましたね。
すでに他の記事にも書きましたけど、
- 元カノから慰謝料の一部返還要求
- 元カノの旦那様からわたしの旦那へ請求された慰謝料の問題
こんなゴタゴタがありましたが、特にキツかったのがやはりフラッシュバックです。
ぼんやりする時間があるとついつい思い出してしまうんです。
知らないうちに泣いていたりします。
過呼吸で苦しくなってきます。
数日おきに周期的に感情が昂ぶってくるんです。
そして、事あるごとに旦那を責めてしまいます。
旦那はそんなわたしに対してじっと耐えていたようでした。
「ごめんね。ごめんね。」と受け止めてくれていました。
でも、そんな旦那の態度にもイライラしていました。
それどころか、わたしは以前にも増して浮気の証拠集めを始めてしまったのです。
だって、元カノは旦那様と離婚してしまったわけですから時間は自由になるでしょう? すると、本当にうちの旦那と切れているのか不安になってしまったのです。
再構築を始めてから、罰として旦那のスマホはオープンにしてもらいましたが、他にもカバンやらスーツのポケット、財布、車など、思い付いたときに漁ってましたね。
もう騙されたくない、あんな思いは二度としたくない…という気持ちが強すぎて、どうしても証拠探しがやめられなくなってしまったのです。
でも、そのうち「悪いのは旦那なのに、こうしてコソコソと荷物を漁っている自分はいったい何なの?」と自己嫌悪に陥ってしまいました。
「旦那が汚らわしい」に続きます。