浮気をする人は「バレなきゃいい」…という価値観を持っている
2016/04/11
男性でも女性でも、性別に関係なく、人は2種類に分かれます。
それは、不倫する人としない人です。
不倫というのは男女二人の合意がないと成り立ちませんので、仮にしつこく口説かれようが強引に誘われようが、不倫しない人は絶対にしないものです。
まして旦那の不倫というのは、ほとんどの場合、旦那の方からモーションを掛けているわけですから、浮気したいというはっきりとした意思を持ってやっていることになります。女性の方から強引に誘うなんていうケースはめったにあるものではありませんからね。
ですから、妻の立場としては、旦那の不倫というのは積極的に行なわれていると考えなくてはいけません。
で、そういう人は基本的に、「バレなきゃいい」という考え方の持ち主なんですよ。
だから、奥さんにバレさえしなければ家庭はうまくいく。外で欲求不満を解消すれば、家ではその分だけ奥さんに優しく接してあげられる…なーんて都合の良いことを最初のうちは考えるのですが、そのうちヨソの女に夢中になって妻のことなんて上の空。
こういう時って、「もしバレたら?」という思考は全く働かないようですね。世の中には、夫婦の修羅場っていうのはいくらでもあるのは知ってはいても、まさか自分がそういう境遇になろうとは夢にも思っていないのでしょう。
というか、考えたくもないのでしょうね。とにかく目先の快楽に浸っていたい…と。
でも、そういった油断からやがて綻びが生じて奥さんに感づかれるわけですが、同時に、万一の事態になったとしても、まさか奥さんが自分を捨てて離婚を切り出すなんてことはないだろうとタカをくくっている人が多いように思います。
確かに、よほどのキャリアウーマンでもなければ、離婚して、仕事を見つけて、子供を育てて…というのは相当な覚悟が要ることでしょう。
だから、
「オレがいなきゃ、アイツは困る」
もしかすると、旦那はそういった考えにあぐらをかいて浮気をしているのかもしれません。
浮気をする人は何度でもする
これは昔から言われ続けている言葉ですが、浮気系の掲示板で他人の事例を眺めていてもそれは当たっているようです。
「誰にでも間違いはある」と考えることにして一度目は許したが、隠れてまた浮気をしていることが発覚したので今度は許さなかった、というようなお話は掃いて捨てるほど見つかります。
これは男女関係なしですけどね。
で、やっぱり浮気する人の頭の中には「バレなきゃいい」という考えがあると思うんですよ。「今度こそ上手くやろう」ってね。
特に、一度目の浮気がバレたとき、さして大きな罰を受けなかったとしたらなおさらです。要するに、懲りてなかったってことですよ。
だから、旦那の浮気が発覚した時は、たとえ一度目であろうと重い罰を与えて「浮気はもうコリゴリだ!」と思わせないと危険なのです。
あなたはなぜ旦那が浮気をしている証拠を集めるのですか?
このブログには、毎日のように、「ICレコーダー 浮気」とか「スマホ パスワード解除」などといった検索で、たくさんの人が来てくれています。
このブログが、もしそういった方たちの少しでもお役に立てているとすれば、同じ境遇だったわたしとしてもとても嬉しいですが、ではあなたも含め、彼女たちはなぜ旦那さんが浮気している証拠を集めようとしているのでしょうか。
浮気の証拠を掴んでいったい何をするのですか?
旦那の真実が知りたいっ!
確かにそうです。
でもね。その真実ってのがいったい何なのか、ということです。
単に妻である自分以外の女とセックスしているかどうか、その事実を知りたいだけですか?
実はわたしは自分が浮気されて気付いたんですよ。ただ、それはあくまで結果論なんですけどね。
わたしが興信所まで使って旦那と浮気相手がホテルへ出入りするシーンを押さえてもらったのは、実は、浮気がバレた時の旦那の態度とか様子を観察できたことに価値があったのだと思ったのです。
もし旦那にヨソに女がいたとして、仮にその事実を知ったところで、それだけでは妻として今後どうしたらいいのか判断できないんですよ。
「離婚?」っていったって、果たしてそこまでしないといけないことなのかどうか、どうして旦那とその女がこんなことになってしまって、そして今後どうするつもりなのか、そういった事情とか旦那や相手の言い分を知らないうちには何も判断なんて出来るはずがないですものね。
そして、決定的な証拠を突き付けて初めて旦那の口から本当のことを聞くことが出来ました。それまでは嘘をつきまくり、逆ギレし、暴言を吐いてそれはそれは酷かったのです。
浮気がバレてからの旦那の態度は?
でね。
わたしとしては揃えられる証拠は全部揃えたわけです。
そしてある金曜の夜、ついに旦那に詰め寄ったわけですが、その時には興信所を使ったことはあえて言いませんでした。
紗希:わたしに何か言うことはない?
旦那:なんの話?
紗希:隠していることあるよね?
旦那:なんだよ、いきなり。
紗希:わたし知ってるのよ。
旦那:だから何を?
紗希:元カノのこと。
旦那:はぁ?なにそれ!
紗希:浮気してるでしょ?
旦那:ばかばかしい!何を言ってるの?!
紗希:あなたのメール見ちゃったのよ。印刷もしてあるわ。
旦那:なに勝手なことしてるんだよ!
紗希:だからごまさかないで正直に言って!
旦那:どんなメールだか知らないけど、おまえの勘違いだって!
2年以上前なので正確ではありませんが、流れとしてはこんな感じだったと思います。浮気本に書いてあったとおり、やっぱりとぼけるもんだなぁと思いましたよ。
その時、旦那のラブラブメールを印刷した紙を手に持っていたのですが、それを見せようと差し出しても旦那は受け取るどころか目もくれません。
しばらく押し問答しても一向に認めようとしないので、わたしは次の日の土曜日に相手をこちらに呼び出すよう旦那に言いました。
紗希:もう埒が明かないから、明日A子さんをうちに呼んでね。
旦那:バカじゃないの?関係ないのに迷惑じゃないか!
紗希:もう全部知ってるんだから、いいかげん諦めなさいって!じゃないと、いま電話して向こうの旦那さんに教えるわよ?言い分があるなら、A子さんと二人揃ってわたしに説明してよ。
旦那: ・・・
「向こうの旦那」というフレーズが効いたのか、旦那は嫌々ながらも寝室で電話し、明日の午後1時にうちに来てくれるよう浮気相手に頼んだようです。
実はわたしの方は事前に弁護士さんと打ち合わせ済みで、土曜日の午後から時間を空けておいてもらっています。つまり、当日は弁護士さんも同席する予定になっていたのです。
そして翌日・・・
紗希:こちらは弁護士の先生です。お二人の浮気問題について一緒にお話を聞いていただきますので。それと、今日のやり取りは先生にお願いしてビデオで撮影してもらいますのでご了承くださいね。
A子:浮気って、私はそんなことはしていませんけど。勝手にそんなふうに思われて迷惑です!
紗希:とぼけてもムダですよ?旦那のスマホメールやSNSのメッセも読んでますから。コピーも取ってます。ずいぶんラブラブな会話をされてましたよね。
A子:それは・・・(しばらく沈黙)。奥様はもうご存知なんでしょうけど、私たちは高校の時に付き合っていたんです。昔のことを思い出して、ふざけて当時のようなやり取りを楽しんでいただけですから。
紗希:二人でデートもされたんですよね?
A子:デートって・・・。ただ一緒にお食事をしただけですけど?ねぇ?
旦那:そ、そうだよ。
紗希:ふ~ん・・・。あのですね。妻に内緒で昔の彼氏と彼女が、二人だけで夜に飲み歩くのは世間の常識からするとどうなんでしょうね?
A子:そ、それは確かに奥様には申し訳ないと思いますよ?だからって浮気とか言われても困ります。もう旦那さんとは会わないってお約束します。私も結婚してて子供もいますから浮気なんてするはずないし、そんな気もありません。だからもう終わりにしてください。謝りますので。ごめんなさい。
旦那:そうだよ。彼女だって家庭があるんだから、おかしな誤解から大問題になったら大変だろう?弁護士さんまで頼んでしまって、お前、ちょっとおおごとにし過ぎなんじゃないか?
紗希:ふ~ん。あくまでトボケるんだ?二人とも、ここで本当のことを正直に言ってくれれば、わたしも穏便に済ませようかと思っていたのに。
旦那:穏便って!お前、なに考えてるの?!脅迫するつもりなのか?被害妄想もいいかげんにしろよ!オレは不倫なんてしてないし、ヨソの家庭にまで迷惑かけてしまったら、取り返しがつかなくなるかもしれないんだぞ?
紗希:もしそんなことになったら、それはあなた達が悪いんじゃないの?
旦那:いいかげんにしろよ!何の証拠があってそんなことを言ってるんだよ!
紗希:何度も言ってるでしょ?全部知ってるって。
旦那:全部って何を?!そんなメールじゃ不倫なんて言えないだろ?
紗希:そう?まだそんなことを言っているのね。分かったわ。あなたの気持ちが。
旦那:悪いね。これはうちの夫婦の問題だから、A子はもう帰っていいよ。今日は本当に悪かったね。今度埋め合わせするから。
A子:いえ、いいの。もう会わないほうがいいから。奥様にも約束したし。奥様、本当にすみませんでした。
紗希:A子さん?また改めてこちらからご連絡しますからね。
これでA子は帰ってしまいました。このあと、旦那を家に残し、わたしは弁護士さんと一緒に彼の事務所で打ち合わせです。
で、二日後の月曜日に、弁護士名で旦那とA子自宅へ不貞行為についての謝罪と慰謝料を求める件について内容証明を発送することになりました。
水曜日、旦那あての内容証明はわたしが家で受け取って、その日の晩に旦那に渡したんですけどね。もう、逆ギレが酷かったです。
そうそう。土曜日、あれからわたしが弁護士さんの事務所で打ち合わせをしている間、どうやら旦那は家捜ししたようです(笑)わたしのドレッサーやタンスの中に触った形跡がありましたから。
まあ、そのことには触れず、土日はお互いに口も聞かず冷戦状態でしたね。興信所の調査報告書や旦那のスマホとパソコンにあった証拠、それから車の中での二人の会話などのデータは全て弁護士さんに預けてあったのでもちろん無事でしたよ。
ですから、旦那はこの時点では、わたしが二人でラブホテルに出入りしていることを掴んでいるのをまだ知らなかったわけです。本当に不倫する人達って往生際が悪いですよ。
最初の話し合いの段階で正直に告白してくれれば、ひょっとすると離婚しようとは思わなかったかもしれないのに。
弁護士事務所で4者会談 旦那は土下座
水曜日に旦那に内容証明を渡した時、旦那は逆ギレ状態で興奮してどうしようもありませんでした。幸い暴力を振るうような人ではなかったのですが、酷い暴言には辟易しましたね。
わたしの方は全て弁護士さんにお任せすることになっていたので、何か言いたいことがあるなら弁護士さんに言ってちょうだいとは伝えました。
正直、旦那のあのような姿には本当に落胆させられました。あんなに愛し合って結婚したはずなのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょう? 何かわたしに問題があったのかと、夜、一人布団で横になってもなかなか寝付けませんでした。
さて、その後、動きがあったのはA子側からです。
弁護士さんへA子の旦那さんから連絡があって、事の経緯を聞きたいとのことでした。それならばと当事者全員が集まって、次の土曜日に話し合いをすることが決まったのです。
話し合いの場所は弁護士さんの事務所です。四者とは、わたし達夫婦と先方の夫婦です。もちろんわたしには弁護士さんが付いてくれています。
話し合いは弁護士さんが主導してくれました。改めて、先日送った内容証明の再確認から始まって、わたしの旦那とA子に、内容証明に書かれた事実に間違いがないかどうか弁護士さんが確認を取ったわけです。
ところが、この期に及んでも二人して否定します。「不貞行為などしていない」というのが二人の主張です。A子の旦那さんも、いかにも不愉快そうな顔をしてわたしを睨んでいました。
おそらくA子は自宅でも旦那さんに対して「不倫なんてしていない」と、全力で否定したのでしょう。
その様子を見ていたわたしはもういいやと思いました。本当に、ギリギリ最後まで彼らからの正直な告白を期待していたのですが、それはもう諦めました。
弁護士さんにお願いして、用意していた証拠資料を全員に配ったのです。もちろん、興信所に撮影してもらった二人のラブホへの出入りの写真もです。
それを見たA子とうちの旦那は顔面蒼白、A子は体がブルブル震えているのが分かります。と、その時突然、A子の旦那が顔を真っ赤にして立ち上がり、いきなりA子の顔にビンタを炸裂!
椅子もろともA子は床に横倒しとなりました。
するとうちの旦那が、いきなり床に額をこすりつけるようにしてA子の旦那に向かって土下座を始めました。「すみません!全て僕が悪いのです。どうか、A子さんを許してやってください!このとおりです!」
「あらあら。さっきまでの開き直りはいったいどうしたのやら・・・」
この時、もうわたしは冷ややかな目で見られるようになっていました。
その後はスンナリと二人の自白ショーとなりましたよ。不倫のきっかけは前年の同窓会での再会だそうです。ということは、もう半年以上もわたし、騙され続けていたわけですね。あ~もう、いやんなっちゃうわ!
その後の結末ですが、
A子夫婦は離婚前提での話し合いになったあと、結果的には離婚になりました。わたしへの慰謝料は、財産分与のお金から支払ってくれたようです。A子の旦那さんは、当然うちの旦那へ慰謝料を請求しましたよ。
わたし達夫婦ですが、旦那がゴネて離婚に同意しないのです。もちろん、義理の両親にもわたしの両親にも旦那の浮気の顛末は報告しました。うちの実家はわたしの意思に任せるというスタイルでしたが、義理の両親は何とかやり直してくれないかという意向でした。
それからの旦那は、手のひらを返したように低姿勢に接してくるので、なんだか情にほだされてしまって一旦は再構築を始めたのです。ですが、日に日にわたしの精神が参ってしまって、ついには心療内科に通うハメになってしまいました。
あれだけシラを切って暴言を吐いて。そんな旦那の嫌な一面を見てしまったこと。そして何よりもA子と旦那が嬉しそうにホテルへ出入りしているシーン、車の中でのラブラブな会話やイヤらしい音が頭の中に浮かび上がってきて、やっぱりわたしには耐えられないと思いました。
それ以降の夫婦生活の中で、どんな心境で旦那に抱かれればいいのか、そしてどんな思いで旦那はわたしを抱くのか。想像しただけでも吐き気がするのです。
もう、離婚して2年が過ぎましたが、今思い返すと、やっぱり決定的な証拠がないまま突撃していたら、ヘタをすると最後までシラを切り通されて、何もなかったかのように騙され続けていたかもしれないなぁって。
真実を知るためには、確固たる証拠が必要だなって本当に思いますよ。
あなたもさぞ辛いことと思いますが、どうか旦那さんの本当の姿を知るために日々の証拠集めを頑張っていただきたいと思います。
絶対に負けないで!
下記は管理人がお願いした探偵社さんです。
証拠集めの相談だけではなく、「その後」のアドバイスもしてもらえて嬉しかったです。