子供のために離婚しないほうがいい?
2015/11/25
旦那の浮気を絶対に許すことができないので、自分の本心としては離婚したい。けれども、子供の将来や生活面などを考えると離婚しないほうがいいのだろうか・・・
なかなか結論は出ませんよね。
そのお気持ち、お察しいたします。
管理人も旦那に浮気されて離婚してから、これまでにたくさんの不倫話を読んできました。その中で、とても多くの奥様方が離婚について漠然と悩んでいるという印象を受けています。
頭の中が混乱しすぎて整理できていない…というか。
そこで今回は、子供がいる場合の離婚について考えてみたいと思います。
そもそも浮気している旦那の本心はどうなのか
旦那の浮気といっても、その程度には雲泥の差があります。程度というのは、要するにどのくらい家庭をおろそかにしているか…ということです。
このブログでもご紹介していますが、酷いケースでは浮気相手と同棲してしまっているような旦那もいれば、家庭では良き夫、良き父親に徹し、陰でこっそりと浮気を楽しんでいる旦那もいます。
前者の場合、もしかすると旦那の方がいずれ離婚しようかと考えているのかもしれません。一方、後者は単に性的な欲求を満足させたいだけなのかもしれませんね。
で、実際のところ、浮気が奥さんに完全にバレるとほぼ9割の男性は浮気相手を切り捨て、奥さんに許しを請うんですよね。ただし、浮気の証拠が完璧で、一切の言い逃れが出来ない場合に限ります。
ところが、証拠が中途ハンパな場合はシラを切ったり逆ギレしたりして、それこそ夫婦関係や家庭内がズタズタになってしまうこともよくあります。つまり、あまりにも旦那の往生際が悪いので、その姿がとても情けなく、奥さんが愛想を尽かしてしまうわけです。
ですから、離婚するにしても再構築するにしても、奥さん自身の気持ちを固めるためには、まずは浮気がバレた時の旦那さんの態度を見定め、これからどうしたいのかという旦那さんの本心を聞いてからにしたほうがいいのではないでしょうか。
離婚か再構築かを決めるのは焦らなくてもよい
もし離婚するとなった場合はそれなりの準備が必要です。奥さんの実家が近所にあり、比較的裕福で、子供の面倒は親がみてくれるという環境であればいいですが、そのような条件が揃った奥さんはめったにいないでしょうからね。
ですから、離婚するにしてもそれなりの準備期間は必要です。
たとえこれまで共働きだったとしても、離婚すれば保育園の送迎や緊急時の対応なども自分一人でやらなくてはなりません。職場への根回しはもちろんですが、最悪の場合は転職も余儀なくされるわけです。
最も大変なのは専業主婦だった場合ですね。年齢や職歴、資格の有無などによって就ける職種にも制限があるだろうし、育児に協力的な職場を見つけるのはそうそう簡単ではありません。
ですから、仮に離婚すると決めた場合でも、一定の猶予期間を設けるといいんじゃないでしょうか。その間に資格の勉強をするとか技術を身につけるとか、母子家庭に対してどのような社会的補助があるのかを調べるなど、いろいろと勉強する時間を手に入れるのです。
もちろん、一日たりとも旦那の顔を見るのはイヤだ!という場合は別ですけどね。もしそうでなければ、子供と自分の新しい人生のために、浮気のバツとして旦那を利用してやる!くらいの気持ちを持ってもいいんじゃないかと思うんですよ。
そのためには、まずは旦那の心からの謝罪が前提です。わたしの元旦那のように浮気を問い詰めて逆ギレしたり悪態をつくような人なら願い下げですが、心から謝ってくれ、誠心誠意尽くしてくれるようであれば、離婚の準備が整うまで再構築を匂わせておいてはどうでしょうか。
ひょっとして、旦那の反省が本物だと感じられるようになれば本当に再構築できるかもしれませんよ。
離婚しないことは本当に子供のためになるのか
「子供のために離婚しない」という考え方があります。
過去、旦那に不倫された、子供を持つ母親の多くがこのように考えてきたし、今現在も考えている人はたくさんいるでしょう。
日本では、ほとんどの場合、離婚すると小さな子供は父親と別居となります。そうなると、一面から見れば父親と離れて暮らす子供はかわいそうですよね。
母親を失うほどではないにしろ、子供は何度も「パパは?」と質問するかもしれませんし、「寂しい」と泣くかもしれません。経済面でも困窮し、満足な教育を受けさせてやれないかもしれません。
それに、社会的にも問題が生じる可能性がありますね。学校でいじめの原因になるかもしれないし、将来就職するときに不利になるかもしれません。「片親の男に嫁にはやらん!」と、彼女の父親に反対される可能性だってあります。
けれども、父親の不貞によって母子家庭で育った人が不倫系の掲示板に投稿したコメントなどを読むと、必ずしも自分が不幸だったとは思わないという書き込みも多いのです。というか、むしろ子供のために、積極的に離婚することを相談者に勧めていたりしますね。
もちろん逆のケースだってありますよ。浮気した父親はもちろん、離婚した母親をも恨む子供だっているはずです。
つまり、旦那の不倫による離婚が将来的に子供にとってどうだったかなんて、結局は結果論でしか分からないということではないでしょうか。
仮面夫婦は敏感な子供にはバレバレ
「仮面夫婦」という言葉がありますよね。夫婦の片方または両方が、本音では相手に対してうんざりしているのに、子供のため、または世間体のために仲の良い夫婦に見えるように演じている夫婦のことです。
子供にとってみれば、確かに形式的には両親が揃っているわけですが、仮面は所詮仮面です。夫婦間の微妙な空気というのはいくら子供でも感じ取ってしまうわけですよ。いや、むしろ子供だからこそ感じるのかもしれません。
で、子供が世の中の道理を理解できるような年齢になった時、実は、母は自分のために離婚せず我慢してきたと知ったら果たしてどんな気持ちになるでしょう。
「自分のために犠牲になった母の人生」
考える子は考えるわけです。とても重い話ですよね。
答えは千差万別だと思います。
本当は、正解なんてないのではないでしょうか。
ただ、いずれにしても結論を出すのは旦那に浮気されたあなたしかいません。
結論はじっくり考えてからでもいいのでは?
まずは旦那に浮気を認めさせ、キッパリと相手と別れさせ、誠心誠意謝罪してもらい、心から反省させることが先決問題です。