-ある修羅場- 旦那と浮気相手のデート予定日が分かったら
2016/06/18
旦那さんが浮気相手とデートする予定日がもし事前に分かったとしたら、あなたはいったいどうしますか?
そのまま泳がせて不貞の証拠を押さえるのもひとつの方法だし、今までコツコツ集めた浮気の状況証拠を突き付け、問い詰めることによって浮気を白状させデートを阻止するのもひとつの方法ですが、いずれにせよ奥さんの心の中はまさに修羅場そのものだと思います。
そこで今回は、ものすごいバイタリティとメンタリティを兼ね備えたある奥様の事例をご紹介したいと思います。
その前に、ちょっとだけわたしのケースをご紹介すると…
わたしの場合は元旦那の車に仕掛けたボイスレコーダーでデート予定日を割り出すためのヒントとなる情報をゲットしました。
既婚で小さな子供がいた元旦那の不倫相手は、それまで夜間にデートするチャンスがほとんどなかったらしく、彼女の旦那さんにたまたま出張が入った時を狙って夜のデートをセッティングしていたんですよね。
夜のデートですからまず間違いなくホテルに行くだろうと予想したわたしは、すでに相談に乗ってもらっていた興信所に依頼して二人を尾行してもらったのです。
すると案の定、ホテルに行ってくれましたよ。実はその時、探偵さんから電話をもらったんですよね。
『今、二人で〇〇ホテルに入りました』(※これは事前に頼んでおけば電話してくれるそうです)
探偵さんの話では、ここで現場に出向いてしまう奥さんも少なからずいるらしいです。その人の性格にもよるんでしょうけどね。きっと悲しいという気持ちよりも悔しさとか怒りの感情のほうが強いのでしょう。
で、ホテルからラブラブな雰囲気で出て来た二人の前に奥さんが厳然と立ちはだかるわけですが、旦那さんと浮気相手は不意を突かれた格好ですから、おそらく茫然自失、意気消沈状態になりますよね。
ちなみに、このような場面では探偵さん達が二人の身柄を拘束することに協力してくれますよ。で、自宅なり奥さんの実家なりへ連行して事情聴取にも付き合ってくれます。当然、時間による料金は取られますけどね。
こういうシチュエーションは予め予想しておいて、二人の自供を保全するためにICレコーダーやビデオカメラを事前に準備しておいたほうがいいです。
出会ったキッカケや時期について、往々にして二人の証言が食い違っていたりしますので、どちらが先に正直に真実を明かすのかを見定めるためにも証言をしっかりと記録しておくことが重要です。
そういうのって、離婚か再構築かを判断するうえにおいてとても参考になりますからね。
で、わたしの場合ですが、現場に行く気にはなりませんでした。ボイスレコーダーに録音されていた、元旦那と浮気相手とのイチャイチャの様子を聞いて吐いてしまったこともあって、それ以上の生々しいシーンをこの目で確認する勇気がどうしても湧いて来なかったからです。
ところが世の中には本当に気丈な女性もいるものです。
ココセコムを車に仕掛け、ラブホへ突撃する奥さん
このところ、旦那さんの様子がおかしいことに気付いたK子さんは、旦那さんの目を盗んでスマホをチェックしてみたそうです。すると案の定、浮気相手らしい女性との楽しそうなLINEを見つけました。
旦那さんはマイカーで通勤していて、会社から帰宅するのは毎晩20時から22時という行動パターンです。そこでK子さんはココセコムを契約して旦那さんの車に仕掛けてみました。
ココセコムで旦那さんの追跡調査が可能であることは、ネットで浮気関係のサイトをいろいろと見て回って勉強した成果です。
>> ココセコムで浮気を暴く
そしてしばらくしたある週末、仕事帰りに同僚達とボーリングへ行くという晩にココセコムの位置情報で検索してみると、旦那さんの車は自宅からそう遠くはない繁華街にある建物を指していました。
そうです。それは紛れもなくラブホテルだったのです。
そこで熱くなったK子さんは現場に突撃してやろうと決心しました。そしてあるモノの準備に取り掛かります。
そのあるモノとは、
- 飲み終わったコーヒーのボトル缶
- ライター
- 車の合鍵
- ICレコーダー
- ニンテ〇ドーDS
合鍵とICレコーダーは分かりますが、ライターとボトル缶とゲーム機は何のため?と思いますよね。それは後ほど説明します。
さて、これらを持ったK子さんはママチャリで二人が楽しんでいるであろうラブホへ向かいます。するとありましたよ。ラブホの駐車場に旦那さんの車が。
合鍵で車の後部座席に乗り込んだK子さんは、二人が車に戻って来るまで待機です。そう。ゲーム機は、待っている間に気を紛らわすために用意したものでした。
そりゃそうですよね。何時間後に戻って来るか分からない中、最愛の夫がこの建物のどこかの部屋で自分以外の女と今まさにセックスしている最中だと思うと気が狂いそうになると思います。
何組かのカップルが出入りするたび、不審者として見つからないよう後部座席に身を潜めていたK子さんですが、ほどなくして旦那さんと思われる姿を見つけます。
より注意深く後部座席の足元にうずくまるように隠れたK子さんでしたが、そこに奥さんが隠れているとも知らず車に乗り込んで来た二人が車のドアを閉めた途端、どうしても抑えることが出来ず大きな声で笑ってしまいました。
おそらく、これから起きるであろう騒動に対応するため、頭の中いっぱいに大量のアドレナリンが出ていたのだと思います。
驚いたのは旦那さんと浮気相手の彼女です。振り向きざまに奥さんの姿が目に映ると、あまりの驚きように二人とも固まってしまい何の言葉も出て来ません。
よく見ると相手の女性はとても若く、まだ20歳過ぎたばかりのようです。
するとK子さんはおもむろに後ろから旦那さんの髪の毛を鷲掴みにして語りかけました。
K子:どお?ボーリングは楽しかった?
旦那:…無言
旦那さんが口を閉ざしているので、今度は助手席の女性に向かってライターとボトル缶をちらつかせながら、
K子:これ何か分かる? 私は今ここで3人とも丸焼けになっちゃうのも悪くないと思うんだぁ
旦那:やめろ!落ち着け!まずは話を聞いてくれ!
どうやら旦那さんは観念したようです。一方で、浮気相手の女性はひたすら泣いていました。
そこでK子さんは、彼女に身分証明書と携帯を差し出すように要求しました。そして受け取った携帯から自宅とおぼしき番号へ電話を掛けます。
電話に出た相手は、どうやら女性の父親らしき人でした。相手に事情を説明し、ホテルの近所にあるファミレスで待ち合わせをすることになりました。
旦那さんにファミレスの駐車場へ移動するよう指示し、その道すがら女性から事情聴取しようと試みたK子さんですが、女性はただひたすらに泣くばかりで全く会話になりません。
ただ、「本気だったの?」と尋ねるとうなずく始末です。
不貞行為があったという証拠を確保する
さて、今回の事例ですが、このような状況で、もしあなたがK子さんならこれからどう対処しますか?ちょっと考えてみてください。
現時点で判明している事実を整理してみると、
- 同僚とボーリングだったはずの旦那の車がラブホの駐車場にあった
- 旦那と女性が一緒にラブホから出て来た
- 女性は旦那に対して本気だとうなずいた
分かっているのはこれだけです。しかも、ラブホから出て来たシーンと女性がうなずいたシーンはK子さんの目で確認しただけで、客観的な証拠は何もありません。
ということは、あとで旦那さんと女性にトボけられてしまったら一巻の終わりです。『ホテルなんて行ってませんけど?』で終了です。
まさか奥さんに目撃されているのにしらばっくれる人なんているの?と思うかもしれませんが、実際にそういう人が存在するのが世の中です。
ですからK子さんは、泣いてばかりいる女性から何としてでも「不倫していました」という証言を得て、それを録音しなくてはいけません。
そこでK子さんは助手席のシートをバンバン蹴飛ばしながら自白を促します。それでも泣き続けるだけなので、今度は旦那さんの後頭部をDSで殴りつけました。
K子:アンタが正直にしゃべるまで、コイツを殴り続けるからね!
相手を殴ると傷害罪訴えられかねませんが、浮気で奥さんが旦那さんを殴るくらいならまあ許されるでしょう。(逆だと大騒ぎになりますが)
どうやらこれで女性も観念したらしく、全てを告白してくれました。
- 女性は旦那の部下で年齢は21歳
- 短大卒の入社2年目
- 母親の浮気による離婚で父親と二人暮らし
- 旦那が既婚者なのは知っていた
- 親の離婚を経験しているので奥さんには離婚しないでほしい
これらの情報を得たうえで証言をICレコーダーに録音しました。そして、ファミレスでこの証言を相手の父親に聞いてもらい、父親の前で再確認したうえで親子揃って謝罪してもらえたのです。
さて、最後にその後の結末ですが、
K子さんは相手側と旦那さんから慰謝料をゲット、そして旦那さんとは離婚になりました。旦那さんは泣きながら離婚を拒否したようですが、彼女はどうしても旦那さんを受け入れられそうになかったのです。
泣くくらいなら最初から浮気なんてしなければいいのにね。(わたしの元旦那もですが)
ちなみに、二人の間には4歳の男の子がいるのですが、親権と監護権はもちろんK子さんにあります。
そうそう。余談ですが、ラブホの脇に止めておいたママチャリは、翌日取りに行ったら盗まれてなくなっていたそうです。
ある修羅場の事例でした。