旦那が浮気しているのでは?怪しい時の対処法!

もしかして旦那が浮気しているかもしれない!と不安と怒りと切なさが入り乱れた時にはぜひ参考にしてください

*

出会い系で遊んでいた旦那が慰謝料を請求された

   

 

記事の追加は実に1年半ぶりとなりました。

その間、私生活の面で大きな変化があり、いろいろ思うところがあってこのブログの更新を中断していましたが、ようやく落ち着いてきたのでまた再開したいと思います。

旦那様の不倫、あるいはその疑惑で焦燥なさっているあなたにとって、少しでもお役に立てる内容であるようこれからも頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。

 

ブログの更新を休んでいた間もご訪問者様から相談メールをポツポツといただいていました。その中からひとつの事例をご紹介したいと思います。

 

こっそりと出会い系で遊んでいた旦那様

◆Sさんご家族のデータ

夫:37歳 サービス業(平日休)
妻:31歳(sさん) 経理事務のパート(土日祝休)
子:05歳 男の子、幼稚園

ある日、ご相談者「Sさん」のご主人あてに内容証明が届いたそうです。差出人は「弁護士〇〇」となっていました。

その書留郵便を受け取ったSさんは、驚きのあまり思わず封を切って中身の文章を読んでしまったそうです。

いくら奥さんでも旦那様あての郵便物を勝手に開けるのは法律違反ですが、状況を考えると仕方がないですよね。おそらくわたしでもそうすると思います。

 

その内容証明の目的は、

旦那様の「不貞行為に対する慰謝料として100万円を支払え」というものでした。

Sさんにとって「内容証明」を受け取ったのは人生初めての経験でしたのでかなり動揺したわけですが、中身が「不貞行為に対する慰謝料請求」ですからびっくりどころではありません。

旦那様が帰宅しだいこの内容証明を突き付け事実確認をするのはもちろんですが、その前に予備知識を蓄えておかなくてはいけないと思い、ネット検索でわたしのブログを見つけてくださったのが今回のご縁となりました。

 

ご主人が帰宅し、子どもが寝たあと、Sさんは例の内容証明をテーブルの上に置き、「これはいったいどういうこと?」と出来るだけ冷静さを保ってご主人に聞きました。

中身を読み終わったご主人は、最初はSさんが無断で読んだことを非難したそうですが、「誰だってこんなモノが届いたら驚いて読むのは当たり前でしょう!」と強く反論をすると言い返せなかったそうです。

そして、相手の女は誰なのか、どうやって知り合ったのか、何回くらい会ったのかなどを矢継ぎ早に質問したそうです。こういう質問は、相手にじっくり考えさせる時間を与えないようにしたほうが結果は良いようです。

 

それに対するご主人の回答は、

  • 出会い系で会った人だとは思うが、この人は複数いる女性の中でどの人なのかはまだ分からない
  • 内容証明には会った日にちが特定されているので、携帯メールを調べれば相手のニックネームは分かると思う
  • おそらく既婚者だとは聞いていたと思うが、確認したわけではないので本当かどうかは分からない
  • 何回会ったのかはメールを調べれば分かると思う

 

このような言葉を聞かされたSさんは、絶望のドン底へ落とされたような気分になったそうです。

家族みんなの将来のため、一生懸命働いて少しでも早く一戸建てを購入しようと頑張ってきたというのに、その一方で旦那は陰でコソコソといろんな女と遊んでいたなんて・・・、しかも慰謝料を払わされる事態になるとは!

「冗談じゃないわよ!!」

絶望の淵に叩き落されていた感情は、次の瞬間怒りが一気に爆発しました。

「アナタのスマホは没収するからね!」

そう宣言するとSさんはご主人からスマホを奪い取り、寝室にこもってメールの分析を始めました。

 

弁護士事務所で相手夫婦と面談

Sさんに尻を叩かれたご主人は、次の日さっそくその弁護士事務所に電話をし、相手と会って事実確認と話し合いをする日を決めました。

次の休日、相手の弁護士事務所にてSさん夫婦と相手夫婦、そして弁護士を交えた5者会談です。

最初に弁護士の自己紹介が行なわれたあと、お互いの夫婦の紹介から本題に入りました。

 

弁護士さんの説明によると、

かねてより奥さんの行動に対して疑惑を抱いていた相手の旦那さんが興信所に奥さんの浮気調査を依頼していたそうです。

その結果、網にかかったのがSさんの旦那さんだったということで、ラブホテルに出入りする現場の写真がしっかり撮影されていました。

そこで問題になるのが、「相手女性が既婚者であることを知っていたかどうか」という点です。もし知らなかったのであれば法的な責任を免れる可能性が高いのですが、既婚を承知で肉体関係を持ったのであれば相手の配偶者に対して賠償責任が生じてしまいます。

今回の内容証明は、Sさんの旦那さんが浮気相手は既婚者であることを知っていたという前提の元で慰謝料の請求を行なうものとなっています。

 

その事実確認において、Sさんの旦那さんは「既婚者だと知らなかった」と主張しました。というのは、Sさんが旦那さんのメールをチェックした限り、「相手が既婚者である」という客観的な事実が分かる内容の記述が一切無かったからです。

なので、夫婦で事前に立てた作戦会議で「既婚者だとは知らなかった」と主張する作戦を立てたわけです。

当然、弁護士側でも浮気相手である奥さんのスマホメールを確保しているわけですが、そのメールにも既婚者であることをSさんの旦那さんに伝えた証拠となる記述は見当たらなかったようで、「知らないわけはないでしょう?」という根拠のない反論しかなかったそうです。

浮気相手の奥さんの証言では、ラブホテルで会ったときに既婚者であることを打ち明けているという発言はありましたが、それはあくまで「言った、言わない」の話であって確固たる証拠とはなりません。

その結果、予想していなかったSさんの旦那さんの反論に対し怒りの感情をぶつけてきた相手の旦那さんは、ついつい口がすべってしまったのか、「いろんな男と遊んでる妻」というフレーズを使ってしまったのでした。

その言葉にすぐに反応したのはSさんです。

 

反撃に出たSさん

「このオンナは出会い系でうちの旦那だけではなく他にも多くの男と遊んでいるのだろう」

「もしかするとアンタ達夫婦で美人局(つつもたせ)でもやっているのではないか?」

「慰謝料、慰謝料って騒ぐのなら、こっちは美人局の被害で訴えてもいいんだよ?!」

このような啖呵を切ったそうです。

その結果、弁護士のお開き宣言によりこの日の話し合いはそこまでで中止になりました。

次回の日程は改めて連絡するということでしたが、その後結局は連絡はなかったそうです。

 

夫婦関係は再構築へ 旦那さんは半奴隷化

今回のメール相談でわたしが行なったアドバイスは次の二点です。

  • 相手弁護士は、浮気相手が既婚者であることをSさんの旦那さんが知っていたという明らかな証拠を提示するかどうか。もし確固たる証拠がなければあくまで突っぱねること。
  • 出会い系がらみの不倫による慰謝料請求は、意外にも美人局であることが多い点。

このような予備知識のおかげで慰謝料被害から逃れることができたと感謝のメールをいただきました。

 

後日談ですが、当初から離婚する意思のなかったSさんは、ご主人に反省文と二度と浮気をしない旨の誓約書を書いてもらいました。

万が一また浮気が発覚した場合は、親権+財産分与+慰謝料1,000万円という条件を呑ませたそうです。

 

このケースのように、出会い系はロクなことがありませんので、旦那様の出会い系サイト利用にはくれぐれもお気をつけください。

 

 - 旦那の浮気ケーススタディ