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もしかして旦那が浮気しているかもしれない!と不安と怒りと切なさが入り乱れた時にはぜひ参考にしてください

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夫の有責による離婚だという証拠を残す

      2015/11/05

cd89

今回の「夫の有責による離婚だという証拠を残す」というテーマですが、離婚事由がハッキリしない場合は再婚するときの障害になりかねないことが分かったので話題として取り上げようと思いました。

 

私は離婚してからもう2年ほど経ちましたが、まだ再婚する予定はありません。ただ、気になる男性はいますけどね。

なので、今回は高校時代の友人(女性)のお話になります。

 

最近、久々に同窓会があったので出席してみました。そこで聞いた話なのですが、その彼女もまた旦那さんの浮気が原因で3年ほど前に離婚したそうです。

お互いに同じ境遇だということが分かり、元旦那のことや結婚生活、離婚後の生活などについて語り合い、大いに話が盛り上がりました。

 

そして、何やら相談したいことがあるということで、3次会は彼女と二人だけで居酒屋へ行ったのですが、その中でちょっとショックな話を聞いたのです。

 

「旦那の浮気で離婚した」という証拠が何もない

実は、彼女は知人に紹介された男性と結婚を前提としてお付き合いを始めたのだそうです。少し年齢差が気になるくらい年上の相手には結婚歴はなく、彼女がバツイチだということはもちろん承知のうえでの交際です。

紹介してくれた知人には彼女の離婚原因について事前に説明してあり、そのことは男性も知ってのことで、離婚理由についても納得してくれていたと思っていたそうです。

ところが先日、彼女について身辺調査が入ったことが発覚しました。

というのは、離婚するまで勤めていた会社へ探偵らしき人物が来て、彼女についていろいろと探りを入れて帰ったとのお話を当時の上司から電話で教えられたというのです。

そのような経験は初めてのことだったので、ちょっと動揺した彼女は勢いで交際相手へ確認してみたところ、彼は少し困った表情を見せながら肯定したそうです。

 

彼が述べた調査を入れた理由としては、

  • 客観的に離婚の理由を確認したかった
  • 自分の年齢のこともあり、結婚で失敗したくない
  • 万が一にも、浮気した女性と結婚するような事態だけは避けたい
  • 他にも、ギャンブル依存症や借金・浪費癖などがないか確認したかった

おおまかにはこのような内容だったそうです。

これらの理由を打ち明けられた時、確かに彼の不安な想いは理屈では分かるけれども、結果として自分を信じてもらえていなかったという現実に、かなりショックを受けたとのこと。

本来であれば、「元旦那の浮気で離婚した」という証明になるような何らかの証拠を見せておくことが出来ていれば、結果としてこのような事態にならなかったのに…という悔しい思いで、今後どう彼と接していけばいいのか迷っているというわけです。

 

2人の間だけの協議離婚だった

今回のケースで問題になった原因は、元旦那との離婚理由を公的な文書にしておかなかったことです。

婚姻関係というものは、お互いの話し合いで離婚することに合意し、離婚届に署名捺印し、2名の証人欄が埋まれば役所に提出できます。

役所に受領してもらった時点で協議離婚は成立です。離婚届には「離婚理由」の記入欄はありませんので、単に離婚届けを提出しただけでは離婚の理由を証明するものは何もありません。

ですから、仮に浮気した元旦那のほうが、夫婦共通の友人・知人に「奥さんが浮気したので離婚した」というふうに触れ回ってしまった場合、世間はそのように誤解してしまう可能性があるわけです。

 

もしこんなことになってしまったら、自分の名誉を回復するのに大変な苦労が予想できますよね。ですから、このような事態を防ぐためにも、旦那の浮気が原因で離婚したことを証明できるような書類を残しておくのが懸命な策です。

そのための最善な方法は「公正証書」にしておくことです。

 

公正証書を作るには

協議離婚の場合、子どもがいれば「養育費」や「面接交渉」、「財産分与」や「慰謝料」について、夫婦で話し合って決めることになります。

この場合、調停や裁判とは違い、決めたことについて何も証拠が残らないので、将来的に約束が守られない危険性があるわけです。

そこで、夫婦で決めたことを証拠として残す必要があるわけですが、公的に証明できるのが「公正証書」という書類です。

公正証書を作るには全国に300ヵ所ある「公証役場」へ行く必要があります。その前に、行政書士事務所や弁護士事務所に依頼して、夫婦で取り決めした内容を文書にしてもらいましょう。

公証役場の手数料は慰謝料の金額など内容によって異なりますが、通常は千円台から1万円台で収まるようです。

公正証書さえ作成しておけば、元旦那が「奥さんの浮気で・・・」という嘘を流布するような危険性を回避できますし、元旦那からの慰謝料を分割払いにした場合、もし途中で支払いが滞ったら裁判なしで差し押さえをかけることが可能となります。

もちろん、この公正証書を再婚相手に見せることによって、本当に元旦那の有責で離婚になったことを証明できます。

 

まとめ

彼女の再婚話を私に置き換えてみると、私の場合は弁護士さんに入ってもらったので、元旦那や浮気相手との示談内容などいろいろな証拠書類が残っています。それに探偵事務所の調査報告書もありますしね。

もし仮に私が将来再婚するようなことになった場合は、これらの書類を相手に見てもらうことによって身の潔白を証明できるなぁと思いました。

離婚する際は、やっぱりどちらに責任があって離婚になったのかということを信憑性のある書類に残しておくことは大事だと痛感しました。

 

ところで、同級生の彼女は離婚する際になぜ書類も何も残さなかったのか不思議に思っているかもしれませんね。そこでその理由を最後に説明して終わりにしたいと思います。

実は彼女の元旦那さんは彼女と結婚するまで別な女性(Aさん)とも同時進行で交際していて、実はAさんが彼の本命だったのだそうです。いわゆる二股というやつですね。

で、結局はAさんに振られてしまったので彼女と結婚したわけですが、3年ほど経ったある日、彼は街でバッタリAさんと再会してしまったわけです。

そこから二人は再燃してしまったのですが、元旦那は二股の経緯を彼女に打ち明け、離婚してAさんと再婚したいことを告白したそうです。

 

それを聞いた彼女はショックがあまりにも大きく、もう元旦那の顔を直視することが出来なくなり、彼の出した離婚の条件を丸呑みしてさっさと籍を抜いてしまったというわけです。

彼の浮気と離婚に対する財産分与や慰謝料としては、二人で貯めた貯金と彼の独身時代からの貯金を全部もらったとのことです。

その事実を書類にしなかったために、結果的には再婚の障害になってしまったというお話です。

 

今後の参考になればと思い話題にしてみました。

 

彼の浮気の証拠を残すには探偵さんに依頼するのが確実です。

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